交渉アナリストの資格、仕事、費用、難易度などについて
「交渉学」の研究で有めなアメリカのハーバード大学とノースウェスタン大学。この資格はこれらの大学の理論をベースに日本の大学教授や研究者が協力してまとめたものです。
「交渉」を相手に強制的に言うことを効かせるものではなく、双方が満足できるWin-Winの状態を実現するものと考えるのが特色です。
ストレスを感じることも少なくない交渉の場面もポジティブな物に変えられる、多くの場面で有効な資格と言えます。
主催団体 | 特定非営利活動法人 日本交渉協会 |
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受験資格 | 年齢・学問不問。1級は知識過程と技術過程を修了し、かつビジネス交渉経験が3年以上必要 |
取得期間の目安 | 3ヶ月〜1年 |
特徴・ポイント
- MBAで人気の「交渉学」をビジネスで活かせる
- 「交渉」の知識と実践技術が学べる資格!
- 通信で学び資格取得が可能です!
交渉アナリストってどんな資格?
交渉の際に交渉担当者と関係者の利害関係を調整し、双方にメリットがあるような合意づくりを実行・指導できる技能を持つ人を認定する資格です。交渉に関する知識と実践技術を修得する。資格は、2級、交渉アナリスト補、1級の3段階に分かれています。
資格取得のための勉強の方法は?
2級は通信講座で学び、課題レポートを3回提出。交渉アナリスト補は、2級と同時並行で取得できる2日間の実技研修の受講が必要です。1級取得には3年以上の実務経験が必要で、試験はレポート提出後、ケース分析テストと面接があります。
交渉アナリストの稼ぎやすさは?
交渉力はあらゆるビジネスシーンに必要な要素です。交渉の多様な考え方を知ることにより、相手のニーズを考えることができるようになり営業成績のアップにもつながります。コミュニケーション力やトラブル対応力も高まるので、人間関係もスムーズに進むめることができるようになります。社内の部門間や部署内の調整に活用できるほか、就職にも役立つ資格です。
交渉アナリストとして働いている人の口コミ
どのような仕事でも交渉術は必要であると感じています。
30年看護師として働き、今は人材育成にも積極的に取り組んでいます。そんなとき、看護協会から考証学の講師をやってくれないかという依頼を頂きました。せっかく戴いたお話だったので、チャレンジすることにしたものの、自分自身がきちんと学ばなくてはいけないと思い、交渉学を勉強することになりました。
医療の高度化・複雑化が進み、医療現場ではより質の高い専門性と顧客サービスの向上が求められています。そのな中、患者さんを中心に他職種の人が協力しながら治療を進めていく現場では、仕事を円滑にする交渉力は非常に重要だと重要視されています。
テキストが届いたらすぐに勉強をはじめ、数週間で2級を取得しました。学んでいくうちに、これまで自分がやってきたことは交渉学に基づいていたと振り返ることができ、現場で困っているスタッフにも自信を持ってアドバイスできるようになりました。養成講座では交渉についての考え方や対処法を学び修得します。印象に残っているのは、「交渉は価値交換」ということです。
これを学んだおかげで、自分よりも相手がどうしたいと思っているのかを考えながら動くようになりました。そうすると交渉事もうまくいくし、相手との信頼関係も厚くなります。交渉学は仕事に限らず、日常的に役立つことなので、誰が学んでも損はないと思います。
お客様とのより良い関係に役立ってます
営業という立場上、価格を含めて多様な調整が必要となります。お客様のことを考えて、Win-WInの関係を築くにはどういう提案が必要なのか?ということを常に考えるようになりました。資格は自分に自信になり、心にゆとりが生まれることで、より柔軟に総合的な代替案を発想できるようになりました!
交渉アナリストについて学べるところ
トランスエージェント(NPO法人 日本交渉協会認定)
交渉アナリスト養成 2級取得講座
【費用】3万8800円
【添削回数】3回
【送付物】学習の手引き、テキスト3冊(交渉アナリスト養成講座2級テキスト1〜3)、添削レポート3回分、質問票、認定プロフィールシート
【資格認定】3回のレポートが合格基準に達した人に、「交渉アナリスト2級」資格認定証を授与
コース内容
理論編2冊、実践編1冊のわかりやすいテキストで、交渉術・交渉戦略を学習します。米国MBAの交渉理論に加え、自分の意見を論理的に展開する方法、相手心理の正しい読み取り方法などを豊富なケーススタディで学べるのが特徴です。認定講師の丁寧な添削指導で、初学者から資格取得を目指せます。
受講から資格習得までの流れ
- 教材が届く
仕事を両立しながら学びやすい通信制で、時間や場所を選ばずに受講が可能です。忙しい人も効率よく学べるのが魅力です・
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- テキスト1から学習
「交渉力とは何か」を理解します。その後、交渉の定義、プロセス、理論、人間観など、段階を踏みながら着実に学習します。
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- レポート提出&添削
テキスト1を終了したら、テキスト内容に沿って出題される添削課題に取り組み、郵送で提出します。認定講師が添削・採点し、変装してくれます。疑問点の質問は何度でもOK
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- テキスト2・3を学習
テキスト2で論理的な知識を深めます。テキスト3では、交渉の準備や交渉の心得など、実践的なスキルを身につけます。
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- レポート2・3を提出し、「交渉アナリスト2級」取得
2・3終了後に、それぞれ添削課題を提出します。全レポートで基準を満たすと資格を取得できます。
ポイント
初心者にも理解しやすいように編成された米国MBAの交渉理論を基にした世界標準のカリキュラムで学べます。「交渉とは何か」など基礎から学び、現実に即した「交渉力」を身につけていきます。講座を修了し、合格基準に達すると、MPO法人日本交渉協会が「交渉アナリスト2級」に認定されます。都合に合わせて受講できる通信制で、学習期間が最長6カ月延長できる上、不明点は質問票で随時確認できるので学びやすいと好評です。
通信講座以外に2つの学習スタイルがあります。「オンデマンド講座」では、インターネットのビデオ講座を全10回視聴します。さらに、ケースメソッドによる2日間の「通学ゼミ土日集中講座」を受講する方法もあります。それぞれ修了時に合格基準を満たせば2級資格認定証が授与されます。
交渉力を身につけると「説得力や指導力が高まる」「相手のニーズを正しく理解できる」「信頼度が上がる」などのメリットがあり、営業・販売力アップなどビジネスにも役立ちます。また、面接に強くなるほか、資格を履歴書に書けるため、就職、転職活動にもプラスに!コミュニケーション力を高め、円滑な人間関係を築くことはあらゆる場面で必要なため、日常生活の中に多数存在する交渉場面で大いに役立つ資格です。