資格試験の勉強は独学?学校?おすすめは?
資格取得をするためには、様々な勉強法があります。
参考書やテキストを買って独学で勉強することもできなくはない…でもやっぱり学校へ行った方がいい?などいろいろな悩みが出てくるかと思います。
色々考えていてわからなくなってきたら、まず整理してみてください。
取得するためには、学校に行く必要がある資格ですか?
学校に行かないと取れない資格もある
医師や薬剤師、栄養士などの国家資格や、民間資格でもリフレクソロジストのように各種団体が認定している資格で「学校卒業=資格取得」タイプのものは、必ず学校に通わなければ資格が取得できません。
しかし、その他の資格に関しては、自分自身の性格や置かれている環境に応じて、学校に通うかどうかの選択は個人の自由です。最終目標は、資格を取得することです。
学習効率を考えるなら、学校に行くことも選択肢に入れておくことをおすすめします。
学校では試験に出るところを教えてもらえたり、卒業後の就職サポートや独立開業に必要なノウハウを教えてもらえたり、業界未経験者でもネットワークを使って安心して道を切り開けるといったメリットがあります。
独学か学校に行くか迷ったら
必ず学校に行く必要がない資格の場合、独学で勉強するか学校に行くか迷い人も多いと思います。
資格のタイプやあなた自身の性格、今置かれている環境によって、独学の方がいいか、学校に通った方がいいかがわかれますので、次の項目をチェックしてみてください。
性格や置かれている状況からのおすすめをチェック
独学がおすすめな人
性格的に
膨大な情報の中から情報を収集したり、分析、自己管理に自信がある人は独学が向いています。自分自身で自ら切り開き、自分でスケジュールを決めてきちんとそれを守ることができる人は、できることろまで自分の力でやってみるのもいいと思います。
環境的に
目指す資格に関連のある業界でアシスタントをしているなど、取得したい資格について学べる環境に居る人は独学でも可能です。すでに資格を持っている人や先輩に勉強方法や試験の出題傾向等を教えてもらえるので、独学でも心配ないと言えるでしょう。
学校が向いている人
性格的に
スケジュール管理が苦手な人や勉強を邪魔する誘惑に弱い人は学校に通うことをおすすめします。学校に行かなければいけないという強制力は、勉強の継続にとても大きな力になります。また、学校には同じ目標をもつ仲間がたくさんいるので、そういった人たちの姿勢を見ることは大きな刺激になり勉強もはかどります。夏休み最後の日に宿題に追われてバタバタしていた人は学校向きです。
環境的に
資格受験の経験がゼロ、またその資格が活かせる業界へ携わったことがない人は学校に通って勉強方法をするのが得策です。テストの傾向や試験に出やすいところを教えてもらえるので、無駄のない効率的な勉強ができ短期合格につながります。
独学でも大丈夫な資格、学校に行く方がいい資格
参考書で勉強しやすい知識系の資格は独学もOK
検定系資格の中でも知識を問う物は、独学でも受験しやすい資格です。主催団体の出版している参考書や問題集を繰り返し説くことで、合格に必要な知識をインプットすることができます。
日本漢字能力検定、日本語文章能力検定、インテリアプランナー、ビジネス著作権検定、ビジネスコンプライアンス検定、秘書技能検定試験
難関資格は学校がおすすめ
行政書士、社会保険労務士、司法書士に代表されるような難関資格を狙うなら、学校に通うことをおすすめします。学校の中には、難関資格ばかりを専門的に扱うところもあり、資格取得のノウハウが蓄積されています。
社会保険労務士、簿記検定試験、弁理士、行政書士、税理士、司法書士
技術や実技がある資格は学校がおすすめ
リフレクソロジストやネイリスト、はり師・きゅう師などのように技術を身につけるもの、インテリアコーディネーターのように2次試験で建材等の知識を要求されるものなどは、学校で学び実際に技術や知識の向上をはかることをおすすめします。
各種リフレクソロジスト、あん摩マッサージ指圧師、はり師・きゅう師、各種カウンセラー、インテリアコーディネーター、メイクアップ技術検定、ネイリスト技能検定
体系化して学びたい資格
取得した資格が津ぢの資格へのステップとなるようなIT・システム系の資格等は体系的な資格取得が可能な学校へ通うことをおすすめします。学校のカリキュラムで学べば、いくつかの資格が連鎖して取れることもあり、スムーズに資格取得し、実際の仕事に活かすことができます。
オラクルマスター、情報処理技術試験、Sun Java認定資格、無線従事者
資格取得のために通う学校の種類
いざ、学校へ通おうと思っても、次は学校選びの悩みが出てくると思います。
資格を取得するための学校の種類は大きく3つあります。その中の「通信教育」は、通学スクールが母体で通信講座を選べる学校と通信講座しかない学校の2つがあります。
通学スクール |
もっともポピュラーな学校での学び方です。決められた場所・時間に通学して授業を受けるスタイルです。講師から伝わる熱意や仲間と切磋琢磨しながら資格取得を目指します。
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通信教育 | 通学スクールが母体 | 通学スクールの通信制コースがこのタイプです。通学制と同じ授業をDVD教材等で受けることができます。学習内容や利用できるシステムは通学タイプと変わらないことが多いです。 |
通信教育団体が母体 | 通信教育を専門に行っている団体が行っている通信講座です。通信講座が主体だけあって、添削の細かさやサポート体制にも定評があります。新講座も次々と出てきており、授業料の安さも魅力です。 | |
大学・大学院 | 大学の通信教育部過程です。通学よりも費用が安く、スキマ時間を利用し、いつでもどこでも好きな時に勉強できるので、社会人で入学する人が多い学校です。 |
お金がなくても学校に行けるサポートシステム
学校に通うとで気になる点の一つが授業料等のお金の問題だと思います。
資格取得のために学校に通う場合、金銭面をサポートしてくれる様々なシステムがあるので、そういったものを利用してみてはどうでしょうか?
奨学金制度
在学中は学費を学校に負担してもらい、卒業後に分割で支払うことができます。
失業手当
ハローワーク公認の職業訓練校へ通学する場合、在学中はずっと失業給付金を受給できます。
キャンペーン
受講料が安くなったり、入学金が免除される等のキャンペーンが設けられている学校もあります。
学生割引
都道府県からの専修許可が下りている学校なら、公共料金などの運賃で学生割引の対象になります。
ローン・クレジットカード払い
ローンが組めたり、クレジットカードの分割払いが利用できる学校もあります。
教育訓練給付金制度
一定の条件をクリアし修了後に手続きをすると受講料の最大20%(上限10万円)が給付されます。
教育訓練制度について詳しく知りたい方は、こちらも併せてご覧ください。